■

今日は同中の友人ではないが個人的に知り合い程度の同級生が出てきた。

仲が良かったわけでも特別な感情を持っていたわけでもない。でもなぜか夢の中で彼女は親しげ上目遣いだった。今もあんな感じなわけがないのに中学生の頃のまんま少女な彼女と（噂によるところでの）その彼氏、そして現在の大学４年生の私という変な組み合わせで地元の中学校の柔道場みたいなところにいた。
それだけの夢だが起きた後の違和感はまた格別だった。

彼女は当時女子バスケ部の花形で特定のロリコン教師にも好かれる目立つ子だった。違う小学校出身ながら小学校時代はひょんなことから面識のあった私達だが、中学では全く目立たな（いように生活していた）かった私と彼女が話す機会はほとんどなかった。
しかし飛んで成人式の日。同窓会場に私が友人らと共に着いてすぐ、彼女が話しかけてきた。
「ねぇねぇジョーチなんでしょ？私もジョータン行ってるんだよ〜」
適当にあいづちをうつと、離れて待っていた友達のもとに戻った。私には特別彼女に返すべき言葉はなかったから。そんなことを夢のせいで思い出した。