2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

早朝歌舞伎座前情景

カラスは残飯の餌をついばみ低く飛び交う。 年齢も職業も状況も不詳なおじちゃんおばちゃん疲れてたりなかったり。 新聞屋より早く連れ立って銀座で何するかは不明。 無駄な老人の早起きとも見えない。 もしや少し前に流行った銀座の母か? ここからなら遠く…

表参道午前情景

ごつごつと滑らかな白のメルセデス四駆。 排気音とは裏腹に爽やかに。 多角高く澄み渡った青い空雲一つない。 グレイのワンピースに巻き物を纏う女の子たち殆どニット素材。 風を味方に街を従えて。 強すぎない陽射を受けて黄色に緑に輝き放つ葉脈。 かっち…

道端の挨拶を倣う。

秋の好ましい陽気も昨日までらしい。これから今日明日とくずれる、とA予報士が言ってた。日本にしてはやや乾燥気味の、この気候は、相当な称賛をもって謳歌させてもらっているのだけども。 人が発しなくてはいけない話やことなんて、実はそんなにたくさんあ…

人間を学ぶ

こないだ元同期とゴハンした。 今年六月に結婚したので、 同じ編集部所属だった頃みたいには 飲んでいられないか…と思いきや、 別れてあるって帰ったら3時すぎだった。 ははは、そんなもんよね、と思った。 今はどちらもその時の会社にはいないけど、 わた…

変わること

ここのところ、ワードとものすごく向き合っている。 Windows標準装備のあいつね。 もちろん今のところそれが本業だから、当たり前なんだけど。 そして、ずっととにかく本を読んでいる。 インプットすることでしか、新しい変化は望めないから。 入れては出し…

犬猫のように

芸術の秋、続行中。 御園座で歌舞伎(錦之介顔見世)を見たり、 結構ガラ空きの「トウキョウソナタ」を観てドビュッシーに心奪われたり、 してます。 仕事もしてるけど、親孝行もしてます。 ゆっくりと暮れる秋の夕方に、 黄金の光が満ちあふれていて、 子ど…

2008-10-09

外に出るのがこわい。 というか、外気に包まれるのが。 金色のにおいでむせ返りそうだから。 が、皮肉にも、今週から取材シーズン突入のため、 ちっとも事務所でじっとしていられず、 入ったり出たり、しゃべったり聞いたり、を においで倒れそうになりなが…

理想と現実の間で

ゆめをみて、その中でものすっごいがんばって必死になってて、急に(アラームとかチャイムとかで)ぴくって目覚めると、寝起きなのにビックリするくらい疲れちゃってたりする。ていうのは一昨日の朝。 ゆめの残像ってそのポイント(起き抜けの夢うつつ境目近…

甘くて歯が

痛くなりそうな季節が来てしまった! そこここで主張する香りに惑わされて 冬のこどもたちが駆け回るために目を覚ます。 あの花のにおいで町中が満ちあふれるから 紅葉クッションのうえで失神しそうな気がする。 オレンジイエローの花や葉っぱが 秘やかで高…

「知る」ってすごい開眼で快感

たとえば、 おはぎとぼたもちが、おんなじものを指していて、 季節の花をなぞらえて呼び分けられていること、 だとか ギャルの殿堂イチマルキューが、 東急(トーキュー→10と9)グループ傘下だということ、 だとか 抹茶ラテは、コーヒーショップで売って…