漫画

私は、基本少女漫画で育ったので(小中で読んだ少年漫画はDGとSDだけだったし、女子校で授業中回るのもほとんどそれ系ばっか)、大学に入ってからいろんなジャンルに手を出し始めた、と言っても過言じゃないのだけど、兎に角、それ以来唯一ずっと新刊が出るたびに購読して続けてる作品を今日買った。
テスト中だったし最近書籍ばっかで、漫画を殆ど買ってなかった(っていうかコミックコーナーに立ち寄りすらしてなかった)ので、持ってないのが2冊も出てて、迷って5巻を先に買っちゃったのだけど、帰って30分で読み終わって、やっぱり好きだと思った。今日買ったのはこれ。4巻も持ってないことに気づいたのだけれど、4巻そういや前に後輩んちで読んだな、と思って後から買うことにした。多分明日買ってそう…だったら一緒に買えばよかった、と読み終わってから後悔。
それにしても、『蟲師』を読んでて思った。
よく、「音楽なしで生きてけない」を体現してる人っている。厳密にいうと私はそうでもないかな、と思っていた内心。それで今日気づいたんだが、彼らにとっての音楽は私にとっての活字、しかも活字から広がる想像世界なのだな、と。がーっっっと漫画なり小説なり何か活字(しかも物語だね基本)の世界に入ると勿論頭の中がそれ一色になる。それは耳にヘッドフォンを当てて音楽を聴いてる時と、変わらない状態なのだ。
だから、ふと本から目を上げて現実に戻ると、コンポの電源やテレビの電源切った時と全くおんなじ感じがする。急に孤独になってひとりぼっちで放り出された感じ。しーんとしてて、まるで今まで何やってたかさえ思い出せないような限りなく不安な感じがじわじわと湧いてくる。
つまるところ、私は、本を開いて活字を目で追っていれば、寂しくも悲しくも孤独でもない。それだけで世界は完成して閉じてしまうんだってことに気づいた。もしかしたら前から知っていたのかもしれないけど、知らないふりをしていたんだろう。閉じてしまった世界の中でなら、私は安全だから。何も心配しなくていいし、何も怖いこともない。明日も昨日も生も死も、友達も親もその他私に関わる他人全ても消えちゃう。どうでもいいことになる。まるで真性のひきこもりだと思った。

逃げたくて、寝付けない日が続いてる。
おかげで昨日は友人宅に泊まりに行っていたのだけれど、風邪かと勘違いするような偏頭痛なんて呼べないような頭痛まで出てきた。密かにまじで驚いた。その子を癒しに行ったはずが、私が癒されて帰ってきたようだ。
それにしてもまずい。これはまずい。かなり精神的に負担になって神経的に過敏になってる。この不安と、一体どれくらいの間戦えばいいのかわからないのも不安。そして意外と打たれ弱い私が、最悪の事態にどんな状態になるかを考えると本気で不安。中学時代に逆戻りしたらどうしよう…。
どうにもできない自分がとてももどかしい。