芸術の秋してる


秋らしく結構たくさんの芸術に触れた今月。
さかのぼり気味にちょいまとめてみた。


シャープさんフラットさん
ブラックチーム観劇。
ナイロンの芝居は二年振り。
ケラさん15年目の集大成。
サークルの先輩Sさんのブログでも触れられてて、
観たくてウズウズしてたので、
給料日前できびしかったけど、
ホントーに行ってよかった!
大倉さんに惚れそうになりました。
しばらくはきっとかなりマイブーム。


世界の奏でる音楽に、本当に調和できてる人なんていないんじゃないか、
その言葉に救われるのは、
ネクラ星人のわたしだけではないハズ。
バブル全盛を体験していないわたしたち世代は、
よく比較されて哀れまれたり、
比較されること自体を拒んだりするけど、
あの時代の流れにバッチリ乗ってた人たちだって
打ちひしがれたりキリキリしたり
必死で濁流に飲み込まれないように
もがいてたんだってことを
すごく痛くガリガリと感じ入った。


うまく言葉になんてできない。
土曜にオール明け仮眠だけで観たけど、
久々の舞台は心から満喫。
世の中にはまだまだ
見ておくべきことやものがたくさんある。
アンテナは立ててなきゃいけないし、
情報や発せられる言論に
ただ羊のように右往左往しながら
飲み込まれていくだけじゃ
面白くなさすぎるし、勿体なさすぎる。


先週は、二本試写室へ。
ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
これは、誌面掲載したので見に行ったのですが、
予想外にも、一部号泣してしまいました。
リアルだからですかね。
あ、これはブロードウェイミュージカル「コーラスライン」が
06年に再演された際のキャストオーディション(オープン)を
ドキュメンタリーとしてまとめたもの。
もともとノンフィクション部分から構想を練られた「コーラスライン」の役たちを
“演じる”ことの難しさとか、それでも役を獲ることだとか、
そういうもろもろ、芝居だとか舞台の裏側で本当にある
“生きてる”ことを、実感する映画でした。
これ、悪くないよ。まじで。


マルタのやさしい刺繍
これは、なんか気になってて観たくてなんとか観に行った一本。
だって“80歳のおばあちゃんがランジェリーショップを開くために奮闘”
って説明文が添えられてるんですっ。
もー字面だけでゼッタイよい、と思ったわけです。
ちなみに、いい具合にうるっとしました。
席は階段に座布団というなかなかナイス冷遇なものでしたが、
80歳のおばあちゃんが夢を見つけて、
どんどん若返って生き生きしていく様子ったら!
ジョシっていくつになってもジョシなのね〜
わたしもいつまでもきゃぴきゃぴしていよ〜っと。


その前の週末は、
既出のアートな一泊旅行で、
その前の平日には、お仕事絡みでオペラを見に上野へ。
イケメンが昔振った女性に再会したらすごいべっぴんになってた、
という、なんのことはない単純なお話。
そういうのよくあったんでしょうね、貴族の時代って。
(でも、基本オペラは筋自体は難しくないものが多いんだってさ。)
でも、某有名演出家が手がけてたので、
わりと席は埋まってて、そして歌もヨカッタんです。
わたしはシロウトなので、どこがどうよいなんてわかんないけど、
やはり、演技しながらあれだけ歌えて感情移入できるっていうのは、
芝居として舞台としても面白いよね、と思いました。



これのくらいかな。
でも9月だけですごいいろいろ観た気がするよ。
あ、多分この合間にも、
レンタルDVDで2,3本観たや。
あと、ポニョも映画館行ったし。


すごい勢いでインプットして、
でも多分取りこぼしちゃってるものとかもあって、
それでも実はまだ観たいのあって、
もちろん見逃しちゃったのもあって・・・。


いろいろ考えさせられたり実感したり
共感したり驚愕したりしているんだけど、
そういうとこまで
このスペースでは網羅しきれない、というか、
思考全てを吐き出すにはスキルが足りなすぎて、
でもそろそろこれをなんとかしなくては、
と、思っているこの頃です。


これらって、きっとどこかに保存しておくべきよね。
ほら、いつか来るあの日のためにさ。