心が呼応する

簡潔な文章が心に響く。
いつもに増して強く鳴り響く。
 
 
ウチダ先生の新刊を読了した。
途中までものすごく
自分の欠点を執拗に指摘されてる感
(↑特有の卑屈な被害妄想だから仕方ない。ジャストスルー)
にさいなまれたこと以外は面白かった。
ということで、最近心響いたフレーズを書き留める。

迷った時は勇気の要るほうへ進む。

何度も同じことを繰り返す必要がある。
歯磨きやどぶさらいのようなもの。

上はいつも(毎週水曜)の連載モノからの引用。
 
 
“やらないで後悔するよりやって後悔する方を選ぶ”
っていうのは、
常に心掛けていることとしてあるんだけれども、
こちらは即、ココロのメモ帳行き(笑)。
勇気が要るということは、
(いろんなパターンはあるにせよ)
これまでとはちがう、
続きモノじゃない未知のモノ、だったり、
自分の正義感に触れる大事な部分に関わるコト、
だったりするんだと思う。
その逆の視点っていうのかな、
帰納法的なチョイスの方法がなお面白いな、と。
 
 
下は既出の新刊の一貫した基本姿勢なんだけど、
…なんていうか、
その捉え方自体がわたしにとってブレイクスルー。
 
 
毎回(似たような)同じことを、
何ごとに対しても置き換えても
繰り返しているような疲弊感というか
気後れのようなものをいつも感じていたのだけれど、
そうではないのかも知れない
という希望につながった、一言で言うと。
 
 
バッドだろうがグッドだろうが、
スパイラルは同じとこをぐるぐるしているわけじゃなくて、
…ビミョーに、それこそスライトリー(slightly)程度にも、
位置がずれて変わっていっているハズ。
そりゃそうだ、まったくおんなじことなんて、
絶対に繰り返してるはずがない。繰り返せない。
だって歳も場所も季節も相手も時間も長さも心も体重も好みも経験も記憶さえも、
自分主体に考えただけでも、すべてが決して同じじゃないから。
もちろんものすごい広い目で見たら、
人間という種族とか地球の歴史規模で見たら、
誤差の範囲内でおんなじことの繰り返しなのだろうけど。
いま言いたいのはそういうことじゃないし。
だいたいわたしは主体としての地球じゃないし。
 
 
…話がヨコにずれましたが。
とにかくその肯定のされ方(自らの仕方?)みたいなものが、
いま私には必要だと思うのです。