友達と会うのは楽しい。
まずはthanx2SmRcTmc 心弾む時間をアリガトウ。


女子トークはとりとめもなく、意味を為さないようにみえて、
じつは奥深くググイッとえぐってくるものだったりする。
的を射て妙。ウソから出たマコト。砂の中のダイヤモンド。


話せば話すほど、心の闇が深くなるような気がして、
ちょっとだけ遠ざける傾向にあったものが、
本来の姿をもってチラリ見え隠れ。
嗚呼、物事の本質とはこうだったのか。私の目は節穴か。


「真実は心次第だよ」
「流れるままに なるようにしかならない」
「本当にその時望んだから、なるべくしてなったんだよ」
なんてね。囁き声のように二重に聞こえてくる気がして。
あははっなんだか裏読み大会みたいやけど。


事象なんてのは、心理状態次第で輝いても曇っても見え、
精神衛生状態に左右されざるを得ない存在なわけです。
こうこうこれが真実ナリ…なんて思ってみても
また逆も真ナリ、または逆こそ真ナリ、
なんてこともありうるわけで。

昨日テレビで「心の安定性」なんぞをはかっていたようだけど、
そんな心理テストみたいなもので十把一絡にされたくねーよっ
みたいに斜に構えてしまう姿勢は昔から河原図。…失敬、変わらず。

幸せになりたいだとか、愛されたいだとか、金持ちと結婚したいだとか、
欲望の上を見ればキリがなくて、
もっとシンプルに、もっと本能に近い衝動でもって、
ひとつひとつを厳選して選び取っていきたいなと思う。
というより思っていたんだよ。
そんなことすらすっかり忘れ惚けていたことに
多分イライラしていたんじゃないかと思い付いたよ。
すっかり忘れていたのをなんで思い出したかっていうと、
それは過去の日記を何気なく読み返したからなんですが。
気がついたら忘れてた。
私昔はこんないいこと考えてたのネーなんて、
ちょっぴり過去の自画自賛してみつつも、
やっぱりショックだわ。
自分の思い付きひとつ、掌中に収めることできずに
感情なんてやっかいな変幻自在なものをコントロールできるわけない。
さらには相手のそれすら読みながら進めていくべき
ハイレベルな恋愛なんか以ての外、論外もいいとこ。


今日のすっきり冬の終わりを思わせる感じのいい空を見上げながら、
そういや恋の進め方って誰にも教わらなかったなぁ、と思った。
不器用な私にだれかご指南・手解きのほどをお願いしたいよ。
みんな一体どうやって恋を進めているの?
…なんて青臭いばかな空想が似合う天気だね。



雪も見ずに、霜も踏まずに春が来るなんて…!
と、彼は嘆いていたけども、
今年の冬ばかりはそれでもいいんじゃないか
と、私は思ったりもするんだ。


寒さは身に染みすぎてしまうからね。
今年はもう麻痺してしまうことはできないよ。
寒ければ寒いだけ、人の優しさが温かく伝わってきて、
さらに孤独の輪郭をくっきりとさせてしまうから。
浮き出た輪郭は、心の中で凹版のフィルムへと変換される。
そのフィルムを使って、次から次へと孤独のコピーが出来上がる。
あまりに簡単に複製できるから安易な穴埋めに逃げて、
さらに傷口が広がる。赤黒い池ができる。
こんな悪循環を続けることが恋を重ねることなら、
もう要らないかもしれない。
こんな悪循環がセンターを占める人生なら、
そろそろやり直したいかもしれない。
扉を閉じたらやり直せるのかな。



大学時代によく足を運んだS崎の駅にて。