酒を不味くする男 〜非道く主観的でエゴイスティックな主張

今日書くことは、珍しく他人を攻撃します。
私のことを、偽善者だとか、ホントはウソツキだ、と思ってる人には
願ってもない展開の主張だと思われます。
興味のない人はスキップスキップ。(A嬢風)


アンタがいると、私の酒が不味くなるんだよ。


とある飲み会に行きました。
久しぶりのホームグラウンドに私の心は踊ってました。
私を、今の私を、育ててくれた恩人たち。
どんなところにいても、大好きで尊敬する人たち。
きっと一生かなわない、と思う人たち。
ここは、私の場所だ、と胸を張って言える人たち。
不完全な私を慈しんでくれた人たち。
私にとって、ここは、一生「家」や「故郷」と同じ響きを持つだろうと確信する。


百歩譲って、いや、一万歩譲って、確かに彼にここにいる“資格”はあったと思う。
でも、いなくてもよかった、という“不必要性”は考えなかったのだろうか。
いる才能よりいない才能が評価される時がある、とは考えなかったのだろうか。
私がここにいる、もしくは来る可能性を考えなかったのだろうか。
どちらも脳裏に掠めなかったのだとしたら、彼は、本当に頭が悪いのだろう。
学歴にコンプレックスを抱く前に、頭の悪さ回転の悪さを嘆いたらいかがだろう。


ここは誇張でも自負でも何でもなく、
ごく自然に考えて、彼の場所ではなく、私の場所だ。
関係性としては「彼=その他大勢のwith」「私=ex but 唯一のCO」になるのだから。
そして明らかに私は必要とされていた。それに対して、彼は気を遣われていた。
なぜその温かい気遣いに対して、気遣いを返すことができないのか、甚だ疑問。
一言で言えば、場の空気が読めない。
二言で言えば、センスがない。
三言で言えば、図々しくてツカエナイ。
こんな言葉はすきでないけど、「うざったくてむかっぱらのたつ存在」だった。


あの時もそうだった。
でも、あれはねーさんの心遣いだった。
私に対する、そして彼に対する、後輩たちに対する、ねーさんの愛情。
それは、わかる。
しかし、当事者でなければわからない部分がある。
私の感情は彼にしか予想できないものであっただろうし、
同時にもちろん、彼の感情も私にしか予想できないものであっただろう。
でも、私は、彼の立場と思いであれば、
きっとわざと予定を入れて、誘ってくれたねーさんの顔を立てつつ、
上手に機会を脱してくれただろうと思っていた。思いやりと共に。
そこをまず裏切られた。それが許せなかった。
許せないという感情を抱く私は、確かに彼に不必要に甘えているかもしれない。
でも、私は甘えさせてくれるくらいの不作為のスマートさを好み、愛す。
だからこそ、あの結果があったというのに。それを彼が体現出来なかったから。
それすら理解していなかったのか、と。
その根幹の部分すら通じることがなかったという事実に、愕然とした。

ねーさんの優しさは、私にはつらすぎた。
でもそれと同じくらい、彼の無神経さに腹が立つ。


自分の過失も故意の意思も、すべて棚にあげて、
それでも私は彼を一生許せない。
それが、アンタのやりかたなのね。
そうやって一生居座るつもりなんだね。


それが足枷で鎖だというのなら、そんなん軽々とひきちぎってやる。
一生を一瞬にしてやる。
この腹立ちを肥やしにして次へと進んでやるから。
ぐちゅぐちゅに膿んだキズと、一生消えない後悔を抱えて生きていくがいいさ。