どうにもこうにもブルーな気分が抜けなくて、
会社の先輩を無理矢理誘って映画館へ。
映画ってなんであんなにいいんだろ。
こじつけでも寄せ集めでも、ひとつのはじまりとおわりがあることが、
なにかしら安堵感を与えてくれるものなのかもしれない。


帰り道、まだ帰りたくなくて古本屋さんへ。
書店とか古本屋さんとか図書館とか図書室とかだいすき。
小学生の頃に夢見ていた将来で、唯一いまだに変わらないのは、
本に囲まれて一生暮らしたいと思ったことだけかも。
絶対いつかそうなるような気がする。司書の資格は持ってないけど。
渡辺ペコポール・オースタージャン=フィリップ・トゥーサンを購入。
最近通勤電車で文庫が手放せないから。
Pの段を見ながら、昔べっぴんにポール・ギャリコを薦めたなぁと思い出す。
あの本どこいっちゃったんだろう。
もっかい買うべきか否か。また本屋で迷ったら買おう。






素直になることに自信がなくて、自分に自信がなくて、
偽りとか本物の(という表現があるかどうか知らないけど)嘘で塗り固めて、
ジョージ朝倉いわく“一番嫌いなタイプ”の女の子をまんま地でいっていて、
でもそれでも幸せになろうと決めて、前に進むために、
いろいろと自分らしさと呼ばれる類いのものを曲げたりしてみているけれど、
そんなことに意味があるのかないのか、無駄なのかそうじゃないのか、
やっぱりよくわからない。


でも、わからないことをそのままわからないこととして進むことができる程度には、
大人になっているのかもしれない。シンデレラの階段を、後追いだけど上れているのかもしれない。


明日で連休はざまで長かった一週間が終わる。
劇的変動がまだまだ続きそうな2007年もあと残り三ヶ月を切ったけど、
わたしはまだここで足踏みして王子様もどきを待っている。
イチニ、イチニ、と足踏みして、生きていることを確かめつつ、
明日がくるのを、誰かがくるのを、何かがくるのを、
待っている。