高い所で思考が錯誤

高校一年の頃、三年生の先輩はとても大人に思えた。


…いまや、
当時の彼女たちの年齢を十も越え、
たった二つの年の差なんて、
あってないようなものになった。


…はずなのに。
だけどあの時、
二つ年上の先輩が教えてくれたアーティストは
今でも“大人”な感じがする。
いくつになっても、
自分にフィットする等身大では、
ない気がしてしまうのだ。

  • マクロに地球規模で考えたらどんな事もずいぶんとちっぽけ
  • 自分を好きでいてくれる人に会いたくてさみしがっている
  • セルフカバーは新鮮な郷愁を巻き起こす
  • 忙しければ心が満たされると未だにどこか思い込んでいる
  • 嫌われるのがこわいから歩み寄らない姿勢は変わらない
  • なにごとにもおっくうなのはおくびょうだから
  • 月が後ろからついてくるとうれしい
  • 雲が素早く青空を横切るのは風が強いからだって思い出した
  • 9年前にどんな日常を送っていたのか忘れてしまった
  • 目で探られると不安になる
  • 乗り物に乗っている時間がいちばんすきだ


共通点の多い人がすきかもしれない。
・・・ちがうかもしれない、けど。