Jpopは優しい件

もう少し抱きしめてたいんだー
 
 
と歌う桜井さんの声は優しい。
モテキの特別四者対談(?)がほぼ日でやってたんだけど、その中で作者の久保さんの言ってたことがよく響いた。どんなラブソングにも歌いかける「あなた」的なものがいて、それが違和感だったっていう話。
ちなみに冒頭の「抱きしめてたい」対象は、人ではなく手放せない夢。いつぐらいからだったか、桜井さんの詞からは恋愛的「あなた」へのダイレクトメッセージは消失した、ように思う。
それは、どんなに人生がときどきみじめで楽しくなくても、生きていくことを、生き続けていくことを選び取ったからなんじゃないかと思う。密かかつ根拠のない、仮定にしか過ぎないけども。再婚してるからとか歳を重ねたからとかじゃなくて。なんとなく。
最近よく出てくるけど、別にずっとミスチルを聴いてるとかではなくて、二ヶ月以上ヘビロテしてるプレイリストには、ピローズもオザケンミスチルもロビンもユニコーンくるりもトラヴィスも同程度の曲目が並んでいる。そこにちょっぴりエッセンス的に新旧洋楽や林檎が含まれている感じ。
でもすきな曲は無意識にすきみたいで、何度もふと触れるのはおんなじ曲だね。ミスチルは「通り雨」、ピローズは「ファニーバニー」、オザケンは「ドアをノックするのは誰だ?」、くるりは「Natsuno」、ハナレグミは「督促嬢」みたいな。
 
 
まだかもしれないけど、
夏の終わりみたいな空気が漂ってる。
七月が暑すぎたんだろうよね。
まだ揺り戻しの暑さがくるって
人気ナンバー1予報士は言っていたけど、
天気予報なんてのはイマイチ当たらないかなぁ。
天気につられてかはたまた反発してか
だいぶメンタル的にはフラットになってまいりました。
ご心配をおかけした方スミマセンでした。
よく言われることだけど
「泣く」行為は非常に効率的に体力を消耗するようで、
なんもしてないのに疲れが出たみたい。
ものもらいはできるし、節々は凝るし。
あとこれは関係ないけど、
お腹のおにくがまじで気になる。
こちらもフラットにせねばで、
そのために夏でも努力が必要な年齢になったのだなぁ
と他人事のように感慨深い。
歳を重ねることは、こどもの頃ほどイヤではない。
諦めた歴史が長いというか。
もともと重ねることでラクになる局面の方が
圧倒的に多い手間のかかる生き方だからかもと思う。
今年はやっぱり
本気で泳ぐ機会には当たらなそうですが、
浴衣を着る機会は巡ってきたのでいまから楽しみ。
夏の去り際を浴衣で粋に過ごしたい。