伊豆旅行

先週は平日にむりやり休みをとって
伊豆へ一泊二日の温泉旅行。
なぜならママンが
「冬は伊豆からの富士山がキレイなのよねー」
と言ったから。
なぜなら家中で
いちばん多忙な父を施設に預けるなら
平日しかないから。
(デイサービスとかリハビリとか毎日詰まっている。)
 
そこで伊豆半島を調べたら、
西伊豆から富士山はキレイに見えるのね。
全然知らなかったわー
ということで、サークルの夏合宿で行った地と同じ場所を目指したのです。
途中修善寺で遊んで足湯に浸かって、
そのあとはあの時とおんなじ
50分かかる路線バスで戸田へ。
 
がっつり山越えして揺られながら、あの夏は私たちの学年が幹事で、むだに駅から遠い合宿地になったから、遅れて参加するメンツは大変で、夜ゴハンのあと、車班の男子が駅まで迎えに行ってくれたその助手席にお付き合いして、山を往復したなーとか、なつかしーく思い出しましたよ(苦笑)。その時の運転男子も夏に結婚したらしいしね。2サークル合同だったから人数多くて面白かったんだよね。わさわさ先輩後輩入り混じってて。なんか火サス風の合宿映画を撮ってた気がする…。赤い壁の写真がたぶんアルバムにあるよ。
 
 
そんな戸田は、
海にも山にも蛍がいたり、富士見で有名だったり、
のどかで素敵な景勝地だったのね。
これもあまり知らなかったわ。
合宿に下調べをした覚えがない。
一体だれが場所を決めていたんだろう。
小さいけどしっかり湾があるし、
出ればすぐ大きな駿河湾だから
ものすごい海の幸は美味しかった。
内海なのにタカアシガニや深海魚が食べられるんだもの。
 
 
母は年々娘がだいすきになっていき、それが老いの兆候みたいであまりにもさみしい。致し方ないことだしこれが序列なのだけれど、それがやるせなくてやるせなくて。だんだん慣れていくものなのかね。おばあちゃんにはすでに彼女の父母がいないように。それともいくつになっても、年上の家族が生きていた昔の夢を見て、泣きながら目覚めたりするんだろうか。そんなことを想像するだけで、湿度が上がってしまう。でもこれも、庇護される側だった昔より「どうしよう!?」感が薄くなっている気がする。わたしたちは一人では生きていけないけど、独りにはならなければいけない。それだけはいつの時代になっても確かなこと。