にわかに慌ただしく

五月は苦手です。
やっとつらかった春を抜けて、暑さが夏を予感させるから、一息吐ける気になるのに、そこからまた鬱陶しく面倒な雨の時期が、手を拱いて待ち構えているから。
子どもの頃に水源のないもらい水の地元で育った実感で、降るべき時に降らなければ学校のプールにすら入れない辛い夏になるとわかっていても、つい空梅雨ならラクなのにと思ってしまう。

今年は軽いながらもいつもの春鬱のような症状をやり過ごしながら、ようやくほのかに軽やかな心持ちになり、ようやくにわかに日常が楽しげに慌ただしさで色づいてきました。
旅行とかイベントとか、楽しい予定を作って、定期的な運動で身体の調子を整えつつ、初心にもどって三十路イヤーを楽しみたいと思います。