癪に障る

しゃくにさわるしゃくにさわるしゃくにさわる……。漢字がなぜかぱっと浮かんでこなくて、むきーーー!としてたら、「あ。わたし今、あのことが癪に障ってるんだ」と気づいた。でも心地良い敗北感。敗北を認めたくなるということは、大抵もうまずいかも知れない。でももう少し知らんぷりしておきたい。なぜなら今なぜか心は平和だから。あれこれ考えることを、なぜか止めることができているから。これって大事これって大事これって大事!! だって今校了前だから。むしろ一本入稿中、一本入稿直前、一本は入稿準備中、一本はまだ編集会議前。あれこれ余計なことを考えているようなヒマはないのだ。でも本は読んじゃうのだ。だってアウトプットしすぎだと脳がカスカスになるから。だからインプット→アウトプット→インプット→インプット→インプット!って頭の中をいっぱいにしといて、少しバスタブとかでゆっくりするのだ。ということで。心地良い敗北感とともに、癪に障るようなプライドを揺すぶられるような、でもそれを許容するようなしたいようなしたくないような、そのままの生温い混沌の中に浸っている。それでも頭は回っている。次に何をこなしてどうやって原稿を書いていくかを考えている。