雨が降るのは、わたしの心が潤いを求めているからです。



からっからに乾いてひび割れた地面に
唐突に降り出した雨がじわじわしみこんで
亀裂を埋めながら再び泥の状態に戻していく

そんな光景を昔小学校の校庭で見た。

よく見た気がするもう見飽きてしまっていたような風景。


高校生の頃、一瞬だけ遠恋しかけたことがある。
それ以来遠距離は絶対無理だって言ってる。

でもある意味言ってるだけで、意外とすんなりできたりして
…なんてたかをくくってる部分が実はあったんだけど、
あーやっぱりきっと無理だなぁ…と思う今日この頃。



心には部屋があって…みたいな話をよく大学生の傷ついた頃してたけど、
そんなんじゃない恋愛もあるのかなぁとぼんやり思った。
むしろまだわかる(気付く)段階じゃないだけか?
心の部屋のお片付けまでここんとこ手が回ってないからなー
むしろ罪悪感があるから無意識に贖罪意識が働いてこういうことを考えるのか?



たまに思う。
いちいちつっこみ入れるのって時々めんどくさい。
いちいちつっこみ入れられるのもそう。
そして、どれだけ仲良くなっても
なあなあになって踏み込みすぎてはいけないラインって絶対あるよなぁ。
それを誤って踏み越えてしまわないようにしないと。
なんでもかんでも愛嬌で許されるわけがない。
ないんだよーマイウェイなぞうさん。



雨に濡れた車の窓は美しくランダムにモチーフを描き、
窓の外、街路樹の生き生きとした緑を、さらに鮮やかに見せるフィルターの効果を果たす。
車輪のあげる水飛沫は歩道の人やバイクの人に
容赦のない洗礼を施すけど、それもまた優しい。
角がとんがってチクチクし始めていた心が
丸みを帯びるようふわりとカヴァーをかけてくれた雨。
やっぱり今日のわたしには潤いが必要。雨が必要。