今日は、中学時代の友達Eちゃんの誕生日だなぁ、と
雨を見ながらふと思い出す朝。
もう連絡とってないけど、彼女も東京にいるらしい。
そう思うと、当時では意外な人が意外と東京に出てきていたりする。
私も誰かにとってはそうなのかもしれないけど。
でも私は、当時から「東京で一人暮らししたぁーい」と張り切っていたけど。


お酒を飲んでキラキラした世界を泳ぎながら書く日記は楽しい。
詩でも文章でもなくて、ただの散文みたいな感じになっちゃう。
ただでさえ思考のスピードに手の動きってついていけないものだけど、
それが手指が酔いで動かないから、さらについていけなくなる。
さらっとしたドライな、でもウィットに富んだ文章なんて書けないから、
いつもつまらない重たい独白だけど、それがなんだかアルコールで薄められてる実験みたい。


どうでもいいけど、意外な人と意外なことをすると楽しい。
いつもは軽くジャブしか出さないような人と、腹を割って歌う、とかね。
どんどん人との距離が短くなってくと、ちょっと心配になって
一歩ひいてみたりしちゃうところがあるんだけど、
最近そういうものにどっぷり浸かり気味で、
でもちょっと昔からものすごーく憧れてた
「他愛なく然気なく自然体」みたいなものが
少しだけ実践できているような気がして、うれしいようなかなしいような。


いつも心に思い描いているわけじゃないけど、
今さらこんなのできてもしゃーないとも思うし、
むしろいつまでもあの心持ちを大切にするんだよって
戒められたような慰められたような、あの瞬間を大事にしたほうがよかったんじゃ、とか
ちょっと迷ったりほっとしたりしているけど、でもこうなったものは仕方ない。


ようやく少し大人になれたってことかな。
ようやく少し捨てられるようになったってことかな。
これがもうちょっとはやければ手に入っていたはずのものとか、
これがもうちょっと遅ければてに入れられたかもしれないものとか、
そういうものを考えるのをやめられるようになるのかな。


私はいつまでももったいないおばけが怖いようで。