要するにオンナ好きってこと?

あえて例をあげるとすれば、
M嬢とかA嬢とかさ。
キュートorべっぴんで小作りな容姿をもち、内面は気高くしなやかな女の子たち。
わたしは彼女たちの最も近しい立場ではないのだけれど、
(同じカテゴリーではないし、って意味ね。なかよしさんだわよ。)
心的距離はすごーく近く感じてしまう瞬間をいっぱいくれる子たち。
彼女たちの共通点を見つけた(ような気がする)。


それは、
近くからいなくなってしまうこと。
つまりは、
はばたくつばさを持っているということ。
手の届きそうで届かない、ちょっと遠くへ行ってしまう。
神様のイジワル、なんて思えない程度に連絡は取れたり繋がってはいられるから、
むしろ仕方ないよね、の範疇なんだけどさ。


なんていうんだろう。
うらやましい。
うーん、ちょっとうそ。
ちがう。
さみしい。
「いつもさみしいO型」としての意見ではなく。
えー…やーん、行っちゃうのー?的な。
近くにいてほしんだけど、そんな私のワガママ、世界のために許されません!みたいな。
もちろんわたしには近くにいて(またはSOSにすぐ駆け付けて)くれる友だちがいる。


でも、こう、どうしよもないほどでは決してないんだけど、
なんとなく世界とすれちがってるような、
もうすべてどうでもいいような、
そんなうまく言葉には乗せることのできない
孤立感や投げやりさ、失望みたいなものに気付いてしまう時、
ものすごく、無性に、彼女たちが恋しくなる。
むしろその時恋してる男の子なんか吹っ飛んじゃうじゃないかってくらい、真摯に。
会いたい、話がしたい、一緒にあったかいお茶を飲みたい、
そんなふうに思い浮かべる顔は、大抵決まっているんだな。



なんでそんなこと思い出したかっていうと、たとえば、
ひとつの日常と、もうひとつの日常の間のクレバスにおっこちちゃって、
身動き取れなくてジタバタするような元気もない…、まさに今、
なんかがピッタリその気分にあてはまるからだよー、だ。


人間さ、自分の欲しいモンがいつでも思い通りに手に入るわけじゃないよ。
むしろそんなん逆ばっかりだよ。
思うようになんていかないことばかりだし。
でも、どんなに欲しいものが手に入らないことより、
会いたい人に会えないことの方がしんどいよね。
女の子は不思議だ。
かわいくて残酷でエゴイスティックで慈悲深くて賢くて。
そんな彼女たちを独り占めするなんて大それたことに
正直興味もないんだけど、
(同時にいろいろめんどくさいもの背負い込まなくちゃいけないじゃん?それは彼氏の仕事。)
でも、やっぱり会いたい時に会いたい人に、会いたいよね。