ツケの代償

めずらしく昨日の続き。
突然回ってきてしまった先送りの代償。
思ったよりは、よい方に転がりました。


前もってテーマを与えていただけで、
言わんとしていたけどうまく伝えられる自信がなかった部分に、
巧く到達して、欲していた話をしてくれたのは、
わたしが好きだと思った人だからだと
つい思いたくなって逆説もあわてて考えた。
わたしが好きだった人だから、
欲目でそんな風に思うだけなんじゃないか、とか。


でもね、これがたとえ
love has been blind(恋は盲目の過去形)的なものだとしてもいいの
って思えるくらい
すごくピタッとしっくりきたんだ。


実は、昨日とか、吐くんじゃないかってくらい
バッドスパイラルの海へ投身自殺寸前だったんだけど、
あそこでつながったおかげで
救われたんじゃないかと、本気で思う日が
来るような気さえするくらい。
それを今大声で肯定するのはさすがに
言い過ぎ・大袈裟な気がするから認めないけど。




心底正直にいえば、
常にどこか相手の言ってることに言葉を我慢してたり
故意に初めて知ったようなふりしてたりってことが
まったく全然なかったわけじゃないから、
めちゃベストではないと思うけど、
それでも、やはりうすらボヤッと「…運命、かい…?」
とか思えちゃうような、
そんな一致がちょこちょこあったり、
すごい一生懸命に
重荷にならないよう
然気なく気遣ってみたり、
っていう生来の優しさにキュンとしたよ。
そういうの持ってる人が好きだったなぁ
そういう人を好きな自分でヨカッタと思えてよかったなぁ
と、否定続きだった自己評価が
たったひとつでも肯定に転がったことが、
今さらながら大切だったんだと強く思う。
だから「ありがとう」って素直に思える。




赦せないことやどうにもならないこと、
どうでもいいのに気に懸かっちゃうことに
どうにもならないと知っていても欲してしまうこと、
世の中なんて多分思い通りにいかないことばっかりだ。
でも一個前にそう思った時より、
ずっと優しくずっとおおらかに
そしてずっと真摯に向き合っていこうとする姿勢で、
ちょっと諦めてちょっと受け入れて
進んでいける気がする。
進んでいってもいいやって気がする。
明日はわからないけど、
今と今日そう思えてよかったと、心からそう思う。