ユメのはなし

別に寝苦しかったわけじゃないんだけど、たくさんゆめを見たみたい。
朝から断片的にいくつもフラバで
ちょっと楽しく、ちょっとしんどい。


Aに耳見られて
「あーそれってこないだあげたやつ!…じゃあないね…」
て言葉の途中で気付かれて、
なんとも気まずい思いをするんだけど、
さらに悪いことに、その言われてる「こないだあげたやつ」が
さっぱり思い出せなくて、心んなかで、
やばいやばいなんだっけどんなんもらったんだっけ〜
って脳みそフル回転で考えてるのに
ちっとも思い出せなくてさらに気まずいって場面。


一昨年くらいから流行ってるカチューシャなんて
実は一個も持ってないんだけど
黒のキラキラしたやつを持ってる設定で、
どうしてもそれをしたいらしく
めちゃ探すんだけど全然見つからず、
家を出る時間は刻々と迫ってて
ひ〜ん、てなってあせってる場面。


今年行った地元のちょっとイイ温泉旅館。
ちっちゃな部屋付き露天からものすっごいキレイな地元の海が見える。
夏の初めの海岸で磯釣りしてる人とかいて。
素っ裸で露天に入りながら、
向こうから丸見えやねぇ、でも青空の下おふろめちゃ気持ちいー
って思いながら浸かってた。
これは記憶のゆめだね。


F氏のしゃべってる独壇場。
恋とか愛とか人と人のつながりとか
そういうの敢えて口に出さない人たちの前で
わざわざおっきな声で力説する。
わたしはなんかいたたまれなくて眠ったふりをする。
わたしもくさいことをわざと言葉にするの好きだけど、
主張してることは激しく同感なんだけど、
この人たちとは口に出さなくてもわかる空気の粒を共有したいのに…
と思っている。
実際に見たことをもとに歪曲されてる場面。


ママンとHが会うという現実的にはなさそうなこと。
しかも話題はHの結婚のことで、
ちょっと内容は現実とリンクしている。
二人は似ているとこっそりわたしは思っているから、
二人ともが営業用笑顔で
ちょっと打ち解けた風に探り合いをしているのを、
微笑ましく感じている場面。



ゆめは現実の重みを少しでも解消しようと
必死で肩代わりの抵抗を試みているようで、
腑甲斐ない現実の自分に少し胸が痛む。