HOUSE of LIGHT

thora2008-09-22


行ってきました、一泊二日。
たーのしかったーぁ!
既知の人とそうじゃない人が半々くらいで、
大体読める人より全然読めない人ばかりで、
ちょっと緊張、どきどき強張ったりしましたが、
馴染みのそんな深くない人たちとも
こうやってまるっと行動することで、
より知れたり意外な発見をして深く楽しめるんだな、と
よい発見になりました。
幹事さん、みなさま、おつかれさまでした。
ありがとうございました。デス。




光の館。
新潟県十日町市
ジェームズ・タレルによる。


玄関は二階。ぐるりと回廊あり。
二階部分は、キッチンと六畳・十畳くらいの和室の二間。
広い方には炉が切られている。そして天井も。
可動式の屋根を開けると、
正方形の空の窓になる。
プログラムのスタートは17:46頃。
回廊の電気が点灯するのが合図。
天井まわりに設置されたライトと空の色それぞれの変化によって、
約一時間のプログラムは構成される。
それを車座で仰向けに転がって観賞する仕組み。
刻々と移り変わる色がよいのだけど、
わたしはなんだかちがう世界にトリップ気味でした。
現在とか歴史とか未来とか。
死とか永遠とかつながりとか。
魂とか自然摂理とか無とか。
そういうことに満ち満たされた脳みそがリラックスして、
瞑想モード全開だったみたい。
約一時間後、特になんの合図もなく終了。
手動でも作動できるライトを
ふわっと消すと暗転効果を楽しめる。
眼球ってまぶたってスゴ。と思う瞬間。


一階にはバスルーム、トイレタリー2つと和室。


和室は、朝の雨がものすごくキレイ。
軒を伝って、長く糸を引いて落ちる粒が、
石に当たって砕け散る。
その光る飛沫が、建物の外周にひかれた火山岩の砂と
美しいコントラストを描く。ああいう雨粒、最近見ない。
昔どこかで、いつまでもぼぉーっと見ていたような、
既視感と安心感と躍動感のある景色。


夜ならではの楽しみは、ほの青く光るおふろ。
まっくらな中、そっと水面に体を浸すと、
水に浸かった部分だけ、青白く浮かび上がる。
タブから出た部分だけが黒く沈んで、
まるで紙に墨をひいたようなコントラスト。
一人でゆっくり飽きもせずに
出したり入れたり心行くまで満喫。
開け放した窓からは、チラッとお月様の姿が。
でもすぐ見えなくなっちゃった。夢か?


しかしながら、このおふろが酔いを加速させたらしく、
その後の記憶ユルし。
ところどころ飛び気味だったり、
夢うつつ境目なかったり。
気持ち悪くなりかけだったのもあり、
朝もっかい湯船浸かってスッキリするまで
結構大変な心持ちでした。
夢見はよかったけど。飲み過ぎは、良くない。


悪天候により、朝のプログラムで窓が開けられず残念でしたが、
めちゃ眠かったのである意味よかったのかも。


そして、チェックアウト後は、
アートスポットめぐりから一路海へ。
写真は、なんとか駅の近くの
アート事業の一環的建物の
屋外にある展示物を覗く、の図。
生憎の小雨ながらも、
すごーい、と、おもしろーい、を
連発しながら楽しみました。


うん、とにかく書ききれやしないけど、
楽しかったですよー。
本格的に海外とか行きたくなっちゃった。