2008-09-25

ふと気がついたら、
秋がすぐとなりで
体育座りしていて、
その間合いの近さに
びっくり、というか
戸惑ってしまう。


そんなに澄んだ青い瞳で
こっちを見上げないでよ。
その宇宙の遠く彼方へと
匍匐前進でいきたくなる。


てっぺんに向きあいつつ
潮か砂のように噴き出す
研ぎ澄まされたことばを
背中で受け身でキャッチ。
左右天地逆転してたから
漸く見られた世界の端に
寝そべるように腰かけて
生暖かい闇へと降りてく。


原型を持ってない混沌に
名前をつけて色をつけて
さわれるものに化学変化。
フラスコと魔法を蹴って
去年の後悔が葡萄になる。