カタンカタン・・・

街の高いところを走り抜けていく電車の窓からは、白い朝日に反射したしあわせのかたちが見える。
青や赤茶や瓦やトタン…かたちはいろいろ違っても、一様に光を受けてぴかーっとかがやく。
その向こうには、低く、でも精一杯を振り絞って照らす太陽と透けるように薄く広がる雲。

春一番が吹きました。
今年は早いです。
つめたいつめたい春一番


寒いとココロも閉じます。
冷たい隙間風ふきこまないように、ね。
・・・ようやく、
漸くテンポののろい私も、寒さに完全に同調して、
ひとりで寒さの中にまるまって、
コツコツそろそろ、単身孤独で終わりのない作業に、
向き合えるようになってきたかも、というところだったのに。


でもとりあえず、
3日経ったらまだ寒いみたいなので、
殻のなかで目を閉じて毎日暮らしてます。
けれども三寒四温といいますし、
暦はすでに移行してしまっていますし、
次の季節がやってきてしまいます。
この時季だけは、いつになってもいくつになっても、馴れません。




《追記》
バリでがんばりすぎたらしく、右足首の調子が悪いこととか、今までなんとなく前向きに目を背けてた、ひとりで見つめるこれからの未来とか、あんなに美しいくらい芯の強かった母の、年々強まっていく少女化傾向とか、動揺しているヒマはないくらい、なにかに押されているように感じる。感じているんですー。もっと社会的視点とかで文章を書いていきたいというかいくべきかとも思うのですが、それをしない/できないことも、自分らしさかな、とか。いいわけでしょうか。でも人間は社会的な生物ですから、もちろん当然日々社会的なことも考えているんですよー。毎日ただにへらにへら楽しく笑ったり、自己のことで逡巡して苦悩ぶったりしてるだけってわけじゃないんですー。