四月にふらふら

春に浮かれていたら、おなか壊しました。
弟の春風邪を小馬鹿にしていたのがいけなかったようです。
軽い胃腸炎のような、いわゆる食あたりのような中間。
モツ鍋の消化不良としか思えません。
日々是調子ニ乗ルナト反省猛省。


天気予報でさむい、さむいと言われても、
ものすごい眉唾で結局凍えそうになって後悔するか、
鵜呑みにして完全防備して薄汗かくか、
どちらにしても予報士に惑わされていて
ちょうどよく季節と天候に合わせた格好ができません。
人の言うことに流されてるからダメな感じが、
実際流されていることよりイヤな感じです。


寿々屋の鯛焼きはおいしいと思う。
庶民的でも、いっぱいに餡が詰まっていても、
おばあちゃん価格でお安くても、
おいしいんだからいいじゃないか!と思う。
ただちょっと駅から遠い(引っ越してさらに遠くなった)
のは確かに難点だと思うけど。


気がついたら、
五日前には三分の一程度しか花をつけていなかった
立派な庭木を幾本も所有する駅前の有名なお庭の桜が、
八分咲き程度になっていた!
すごいね、春の足音は。
昨日の雷鳴は桜には聞こえなかったのかな、と思うほど。


冬物のコートを羽織るひとが、
電車や街から一気に姿を消して、
さまざまな匂いがするようになった。
樟脳とか寝起きの息とか香水とか。
みんなが衣の内側に暖めていた匂いを
外に撒き散らしているようだ。
もうこれは宴会しかない、って空気と、
春眠なんだからゆっくり寝てたいんだよ!ってやる気のなさが、
いよいよ四月が来ちゃったんだなぁ、と思わせる。