若葉の頃

悩みらしい悩みなんて最近特にないけど
(見て見ないフリが上達したから)
いつまで経っても変わり映えのしないことよ。
一昨日仕事をしながら、
頭の片隅で近況のなぞり直しをしてみたら、
微妙に忙しいくせに
ちっとも心がときめいていないことに愕然とした。
微妙に忙しいというのは、多忙とはちがくて、
結構ヒマなんだけど
ピンポイントで埋まっちゃってるから調整しにくい…
そんなスケジュールの詰まり方です。
でも埋まるだけいいやと
さみしがりやで局部楽観的なわたしは思ってみるけど、
やっぱりしあわせなことやひとを見ると、
ときめきたいなぁ、それによってキラキラしたいなぁ、
と、思う。


皐月の青葉がつやつやきらきらと眩しくてワクワクする。
はち切れんばかりの生命力が強い陽射に照らし出されて、
さむい冬に貯めていた力を遺憾なく放出している。
眩しさを「鬱陶しい」「暑苦しい」と感じていたのは、
自分自身の青さや生命力を持て余していたからなんだなぁと、
同族嫌悪を過ぎてようやく納得できるようになった。
若さはいいなんて、まだわたしが言ったら怒られるけど、
「常に青春!」なんて
還暦になっても年甲斐もなく言い切るよりは、
恥じらいを持ちつつ等身大、年相応でいたいと思う。
過ぎた日を羨むのではなく、慈しみながら、現在を生きていたい。


そういえば、カトリックでは五月は聖母月といって、
マリアさまへのお祈り強化月間でした。
スタンダードなお祈りより、聖母の祈りのほうが好きだったなぁ、
と思い出しながら、
『聖(セイント)☆おにいさん』にすっかりハマってます。
あんなキリストとブッダならぜひとも仲良くなりたい。
立川の商店街に探しに行ってみようかな。