光が差すように

運命は必然じゃなく偶然でできてる

 
 
…て、歌ったのは誰だったか思い出せない。度忘れ
…というか耳にイヤホン差して
ちがう音楽で満たされてる脳は、
とてもじゃないけどメロディを引き出すことができない。
(※追記1/16pm 思い出しました…YUKI「JOY」)
 
 
なんでもかんでも結び付けて考えることは、
決して生産的な生きかたや合理的な解決策に直結しているとは思わないけど、
古くから説かれているように、
学びに飢えている状態なら、どんなものからも教えを引き出すことができる
という乱暴にも見えるやりかたは
一理どころか実は十理くらいあると思うし、
そういうことがわたしはよくあるし、
それによって救われるのならば全然アリで、
全然素敵な許容範囲だと思う。
 
 
 
 
前置きが長くなりましたが一言で言えば、
またもや書物に救われた
ということなのです。
 
 
先日も書いたように、
予定なく立ち寄った目黒の有隣堂で買ったのは、
おかざき真理「サプリ」(10巻)と
パウロ・コエーリョ「ベロニカは死ぬことにした」。
 
 
マンガコーナーは大抵いつも
平積みの新刊スペースを一旦はみることにしているし、
文庫本は困らないので
棚の間を幾度か行ったり来たりする。
買い続けているマンガは続きが出ていれば買うし、
街によって住む人種がちがうから、
本屋ごとに平積みされている人気の作品もちがってくる。
そこが面白いよね、という関係ない感想は置いといて。
 
 
帰りのバスは座れたから、さっそく「サプリ」から。
最終巻らしい、すばやくかつ逃げ場のない展開。
もう道はいつまでも選択の余地を
与え続けてはくれないということか。
最終話の直前でバシッと閉じてあわてて下車。
家に帰ってから一気に読んだら、
…ものすごーくとっても舞い上がりそうに、
よかったんだよー。
 
 
二冊目。ベロニカ。
作者の名前には聞き覚えがあって、
でも携帯のリストには見当たらなくて、
でも裏表紙のあらすじ読んだら気になって、
いまいち出所が判明しないまま購入。
まぁそんなこともあるよね。
 
 
でもこちらもよかったんですー。
ラストはそんな好みじゃないけど許容範囲くらい。
それより真ん中のもろもろの感情や
転がり堕ちてゆくさまの描写といったら!
引き込まれてただただ共感。
そういう不安やユーツ、自棄とか虚無みたいなものって、
だれもがみんな感じているし、
大なり小なり通らざるを得ない感じのものだと思う。
でもだからこそそれを、
あれだけ正確に理知的に、淡々と言葉にするって、
すごいことだなぁ、と。
 
 
 
 
わたしは書評とかとんでもないし、
読書感想文さえもまともに書けないけど、
とりあえずこの読後の感動だけ書き残したくて。
でもネタバレはきらいなので、
こんなふうに意味不明なんですが。