休み明けのけだるさよー

一週間の遅めの夏休みをいただいていて、久々の出社。
休み明けはなにゆえこんなにも気怠いのか。
夏休みだからといって特に海外へ行くでもなく、ロングドライブに便乗して長野は諏訪湖・蓼科で温泉を満喫してきました。信玄の隠し湯と念願の千人風呂を芯から堪能。温泉は好きだけども、基本的におふろはカラスなので、ああいう‘さっと入ってさっと出る’ために作られたおふろは大変面白かった。レトロできれいなタイルが描くモザイクも、受付すぐにあるコーヒー牛乳のガラスの冷蔵庫も、すべてが情緒的な意味合いで修復・保存され、大切にされている感がよかった。
そしてようやく新東名にも乗ってみることができた。あれってまだ東京とつながってるわけではないのね。一部開通が「祝!!」だったのね。ちっとも気づいて(というより考えても)いませんでした。近年殊に元気だといわれる中高年、50代以降の人達で混み合う人気のサービスエリアに立ち寄って、確かにSAだけでこんなに充実していれば人も集まるはずね、と実感しました。

個人的夏休みの最終日はあいにくの雨模様でしたが、前々からお約束していた「アラブ・エクスプレス展」@森美術館へ。とてもよく練り込まれた企画展で、しっかり楽しむことができました。行ったことのない国や地域を‘中近東’という一言で、ひとくくりにして偏った見方をしていたな、と反省すると同時に、パレスティナや聖地のことを純粋にもっと知りたいと思った。曖昧な知識ではなく、史実、事実としての歴史と現状を知ることが、本当の理解につながるはずだから。そして行ったこともリアルな想像をしたこともない地域からやってきたモダンアートを体感しながら、自分のいる国、地域と比較しながらずっと回っていた。国民性や文化、感じ方からアウトプットの仕方まで。ちがうからこそ面白いし、もっと知りたいと思えるんだな。

そんなこんなで楽しみにしていたはずの夏休みも、ぐうたらダラダラとあっという間に過ぎ去りました。でもリチャージはできたと思う。相変わらず気乗りのしない仕事は気乗りしないままだけど、期間限定だし少しはがんばるか…って気になってきたし、ルーティンの仕事は長い目で見た意義は霧中でも、直近のやり甲斐と意義は前向きに捉えられそうだし。
夏休み最終日から芸術の秋がスタートしました。仕事上では、既にオペラが皮切りになっていたけど。今週から、旅程を立てたり、三ヶ月も前からチケット取って楽しみにしている芝居を観たり、リアル脱出の再リベンジしたり、します!!その合間に観たい映画もポツポツ何本か…。。今年も残すところ四半期を切りました。思い残しの少ないように駆け抜けたいと思います。