くるみパンとウインク

くるみパンがすきです。
レーズンとくるみとチョコレートは
どれも基本的にすきなんだけど、
そのコたちと小麦との組み合わせは大抵すきです。
でもいちいち言いません。大人なんだから。
と、思っていたんだけれども。


昨日いつものようにランチをしに、
常に並んでいたり、12時前でも売り切れる
メニューのある洋食屋さんへ行った。
そこへ行った理由はふたつあって、
去年上記(並ぶのと売り切れ)の理由で
食べ逃したカキグラタンがオンシーズンになったことと、
午後のMTGの関係でいつもより早めのランチタイムになったから。
めずらしくコアタイムでも空いていて、
すぐに座れたうえに売り切れもなく、空席まであった。
難なくお目当てのカキグラタンにありついたんだけど、
ビストロ風に日替わりパンがサーブされるのね。


その一個目が昨日はくるみパンだったんですよ。
「おーくるみパンだ↑」くらいの気分で
ちぎって食べていたんだけど、
同席していた同僚に
「くるみパンよかったね」
って思い出したように言われて、
「すきでしょ?」って。


なんかとってもはずかしかったんですよ。
いやもちろん「うん」て感じだし、
そんな前に話したことよく覚えてるな、て感じだし、
うれしかったんですが同時にものすごいはずかしくて。
やー感情が顔に出てたとかそんなんでもないはず。
なんていうかきっと、
そういうミックスした感じがすごくツボだったんでしょうね。
自分がちょこっと言ったことを覚えていてくれる、
すきなものに「よかったね」って言ってもらえる、
みたいな感じが。
しかも、もちろんくるみパンはすきなんだけど、
それはもう嗜好の一部すぎるくらい一部というか、
うれしい感情がよぎっても忘れちゃうくらい一瞬というか。
なのに。
なのに「よかったね」って。


…うまく説明できないけど、そういうのってイイなぁ、
これを恋愛で応用されたら非常にツボだなぁ、
と思った次第なのです。


そしてそんな今朝の目覚めは、
夢の中でかぶりつきで三人芝居の舞台を見ていて、
その俳優さんのうちひとりが去り際にすごーく素敵なウインクを飛ばしてくれて、
キュンとして目覚めるという爽やかなものでした。
なぜかみんな役者さんが捌ける時に
ふつうに舞台から客席に降りて
お客さんと一緒にサイドの出入り口から出て行くみたいな感じで、
ドアを押さえててあげたらウインクされる、ていう、
夢ならではのわけのわからない道理が通っておりましたが。


でもどちらも恋愛的にツボだな〜と思って。
最近そういうときめき足りてないのかしら。
いや、過敏に反応しすぎって方が正解かも。